体現的イマジネーション
体現的ドリームワークとは

体現的ドリームワーク(EDW)/
イマジネーション(EI)の世界をひも解いてみる
体現的イマジネーション体現的ドリームワークとは

体現的イメージって
なんだろう

体現的イメージとは
イメージには2つの種類があると言われています。ひとつはメンタル・イメージとも呼ばれるもので、私たちが意識的に想像して作り出す視覚的映像や、頭の中で思い巡らすイメージで、思考に近いものです。もう一つは、自分がその中にいて五感を通して周囲の存在を感じつつ、身をもって体験しているイメージで、そこでは身体感覚や感情も生じています。夢がその典型で、こうしたイメージをボスナックは「体現的イメージ」または「体現的イマジネーション」と呼んでいます。
EDW/EIの名称について
2000年代頃までは、ワークの素材は夢のみであったため体現的ドリームワーク(EDW)と呼ばれていましたが、後年、記憶や身体症状なども加わったことにより国際的に体現的イマジネーション(EI)と呼ばれるようになりました。2026年現在、日本では両方の名称をそれぞれ商標登録し、併記または単独で区別なく使用しています。
・体現的ドリームワーク(EDW)商標登録第5316650号
・体現的イマジネーション(EI)商法登録第6231801号

EIのめざすところ
~習慣的「私」に変化をもたらす~

私たちは常に「私」と呼ぶ状態に同一化し続けて生活しています。
そうすることによって私たちは安定的な日常を送ることが出来ているのです。

でもそれは
たくさんある放送局の中で1つのチャンネルしか見ていないのと同じだ、
とボスナックは言います。

体現的イメージの中で
五感を研ぎ澄まし、身体感覚を使い、
そこに「私」以外の視点もあることに開かれると、
自然に日常の見え方・感じ方の幅も広がります。

特徴と主な技法

身体感覚を使ってイメージに出会う様子
他者の視点を体験する様子
体験のつながりを表現する様子
1

身体感覚を使う

EDW/EIのワークでは夢の意味や抽象的な理解を求めるのではなく、身体感覚を使って夢(イメージ)を深く体験することを目指しています。情動や感情はよく注意すると身体感覚を伴っていることが多く、ワークではその両方を大切に体験します。普段、身体感覚をあまり感じない人も、何回か経験すると感覚に気づきやすくなっていきます。ワーク中に感じた情動や感情を、後から思い出せるように特定の身体部位に関連づける技法は、アンカリングと呼ばれます。

2

自分以外の他者を体験

体現的イメージの中で自分以外の存在(他者)の視点を体験することは、このワークの重要な要素です。他者になったつもりで演じたり考えたりするのと違い、いったん自分の主観的世界を離れて、その他者の主観的な体験に直接参与する試みです。共感的観察と内的模倣(実際に動かず、感覚を通じた模倣)の段階を経ると突然、他者をその内側から感じることが可能になります。これはトランジットと呼ばれる技法で、自分の視点では思いもつかなかったような気づきや発見につながります。

3

複数の体験どうしのつながり、
新しいネットワークづくり

ワークの最後に、アンカリングされたいくつかの身体部位を同時に感じてもらう時間をとります(これをコンポジットと呼びます)。複数の異なる体験(他者としての体験を含む)を一定時間、同時に身体感覚として抱えることによって、それぞれの感覚の間には相互作用が生まれ、新たな神経ネットワークが生まれていきます。それは創造的な変化のきっかけとなるもので、ワーク後のドリーマーの心身に深く影響をもたらすことが期待されます。

  • 1

    身体感覚を使う

    身体感覚を使う

    EDW/EIのワークでは夢の意味や抽象的な理解を求めるのではなく、身体感覚を使って夢(イメージ)を深く体験することを目指しています。情動や感情はよく注意すると身体感覚を伴っていることが多く、ワークではその両方を大切に体験します。普段、身体感覚をあまり感じない人も、何回か経験すると感覚に気づきやすくなっていきます。ワーク中に感じた情動や感情を、後から思い出せるように特定の身体部位に関連づける技法は、アンカリングと呼ばれます。

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    自分以外の他者を体験

    自分以外の他者を体験

    体現的イメージの中で自分以外の存在(他者)の視点を体験することは、このワークの重要な要素です。他者になったつもりで演じたり考えたりするのと違い、いったん自分の主観的世界を離れて、その他者の主観的な体験に直接参与する試みです。共感的観察と内的模倣(実際に動かず、感覚を通じた模倣)の段階を経ると突然、他者をその内側から感じることが可能になります。これはトランジットと呼ばれる技法で、自分の視点では思いもつかなかったような気づきや発見につながります。

  • 3

    複数の体験どうしのつながり、
    新しいネットワークづくり

    複数の体験どうしのつながり、新しいネットワークづくり

    ワークの最後に、アンカリングされたいくつかの身体部位を同時に感じてもらう時間をとります(これをコンポジットと呼びます)。複数の異なる体験(他者としての体験を含む)を一定時間、同時に身体感覚として抱えることによって、それぞれの感覚の間には相互作用が生まれ、新たな神経ネットワークが生まれていきます。それは創造的な変化のきっかけとなるもので、ワーク後のドリーマーの心身に深く影響をもたらすことが期待されます。

背景

どんな素材で
ワークをするの?

  • 寝ている間に見た夢の記憶
    (断片でも可)を素材とする。

  • 記憶

    過去の実際の出来事の
    記憶場面を素材とする。

  • 身体症状

    身体の不具合や違和感のある部位を
    1つのイメージ世界と捉えて
    素材とする。

背景

体験のかたち

  • グループワーク
    グループワーク

    グループで

    EDW/EIは、元々グループ形式で始まりました。1人の人(ドリーマー)に1つの夢を出してもらい、それをリーダーを中心とするワーカーたちが全員でワークするやり方で、通常、1~2時間ほどかかります。普通に話せば1,2分で終わってしまう夢を、グループに支えられながらじっくり時間をかけ、体験を深めていきます。現在、日本EDW研究会(東京)が毎年2回体験会を開催しています。
    他にも各グループごとに参加機会を提供できる場合があります。詳細は、各グループにお問い合わせください。

  • 個人
    個人

    個人で

    ワーカー(リーダー)と1対1で行う方法です。所要時間はグループの時とあまり変わりません。場合によってはオンラインでの実施も可能です。いわゆるセラピー(心理療法)場面で用いられることが多いですが、創造的な活動など、より一般的な文脈で行われることもあります。

    現在のところ、協会として個人セッションをご紹介することはしていません。希望される方は、窓口を開いている有資格者に直接お問い合わせください。

体験にあたっての一般的注意

このワークは日常の意識状態より深い「入眠時意識状態」と呼ばれる領域で行われます。
したがって現実との区別が曖昧になりがちな不安定な精神状態の時はお勧めできません。
なお、現在精神科・心療内科、カウンセリングにかかっている方は、
主治医やカウンセラーに必ずご相談の上、無理のない範囲でご参加ください。

よくある質問

特別な知識は必要ですか?
必要ありません。心理学やユング派夢分析などに馴染みがなくても、全く問題なくご参加いただけます。
このワークにはどんな夢が向いていますか?
ワークをするためには、どこか一か所だけでも感覚としてはっきり思い出せる場面が必要です。「筋ははっきり覚えているけど実感はまるでない」夢は、このワークには向きません。また、特に始めの頃は何度も繰り返し見ている夢も、微妙に違うイメージが夢見手の中で重なった状態になってしまうため、あまりお勧めしません。逆に一瞬の情景であっても、気になる部分がある、何となく印象に残る感じがある夢は向いていると言えます。
このワークは催眠(術)とは違うのですか?
このワークでは夢見手(ドリーマー)自身も、ワークの間中、常に何が行われているかを完全に自覚し、判断力も保持し続けている意識状態にいます。これは “覚醒時ほど意識は清明ではないけれど眠っているわけではない”状態、つまり私たちが睡眠に入る直前や眠りから覚める直前と同じなので「入(出)眠時意識状態」と呼ばれています。その点、受け手が意識を完全に失い、記憶にも残らない催眠術とは異なると言えます。
感覚にあまり敏感じゃないので、感情を身体で感じることが出来るか不安です。
問題ありません。私たちは日常、気持ちや感情体験を身体感覚として捉えることはむしろ稀ではないでしょうか。けれども改めて意識を向けて少し時間をかければ、意外と感じていることがわかるものです。このワークを通じて、以前より体験していることを身体感覚ではっきり感じられるようになったという方は多いようです。
心の病がありますが参加できますか?
まず前提として、イメージの世界を生き生きと体験しながら同時に現実世界の意識を失わずにいられることが、参加要件の重要な基準となります。この同時性を保てない状態のときや、イメージの世界から現実世界に自力で戻って来られない可能性がある場合は、参加をお控えください。また一般的注意にも書きましたが、医療にかかっている場合やカウンセリングを受けている場合は、必ず主治医やカウンセラーにイメージを扱うワークに参加することについて相談し、許可を得てください。それ以外の場合でも、イメージの力を受けやすい不安定な精神状態にある時は注意が必要です。ご心配な場合は、予め主催者にご相談ください。
どんな人が参加していますか?
これまでご参加いただいた方々を見ると、夢やイメージ、身体感覚に関心を持つ方が多いようです。心理学関係の方が多いですが、そうした世界とはまったく無縁の方もいます。また海外では演劇やアートの分野の参加者も多いようです。年齢も20代から70代まで幅広く、また男女比も全体としてあまり偏りはありません。
夢を人に話すことは自分をさらけ出すようで不安です。
よく理解できます。現代社会の中では夢は分析や占いの対象とされ何らかの意味付けをされることが多いため、自分のことを見透かされたり決めつけられる恐れを感じるのは自然なことだと思います。EIでは夢を解釈しませんし、どんな夢もその人の人格や性質の一部だとは考えていません。それでも人前で夢を話すのは勇気がいるものです。ですからドリーマーがそういう意味でできるだけ安心できるよう、最大限の配慮することがリーダーの大事な役割の1つとなっています。

このワークが
大切にしていること

夢などの自発的なイメージをよく知らない人に語ることは勇気のいることです。

私たちは、語り手が必要以上に自分を晒したり恥をかいたりすることがないよう、
配慮することが重要と考えています。

同時にEDW/EIの根幹には、生きたイマジネーションへの深い畏敬の念があります。
たとえば、語り手から見て苦手・怖いなど否定的感情を引き起こす存在が出てきたとき、
その存在を避けるのではなく、リーダーやワーカーたちが語り手を支えながら、
日常的な反応や知識、価値判断を一旦脇に置いて、
そのイメージの「あらわれ」に純粋に向き合っていけるように援助するのです。

体現的イメージの「意味を知る」「利用する」のではなく、
そこに生きている存在と「深く出会う」ことで私たちの生をより豊かにしていくことが、
EDW/EIの目指す方向とも言えるかもしれません。

つながり、ひらかれる体験へ

体現的イマジネーション/ドリームワークにご関心のある方は、お問い合わせください。
体験や参加方法についてもご案内いたします。